🍝 仕込んでおけば15分でプロ級!エビオイル×海老出汁で作るビスク風パスタ3スタイル

濃厚エビオイルと海老出汁で作る本格ビスク風パスタ。家庭でもキャンプでも15分でプロ級の味を楽しめるレシピ。
目次

誰でも簡単、本格ビスク。家庭でもキャンプでも大活躍!

レストランのビスクは感動的ですが、市販のソースやスープはどうしてもパンチがなく、満足感に欠けることが多いですよね。

でも「家で本格的なエビソースを作るなんて無理」「作り方が想像もできない…」と思う方もいるでしょう。しかし、エビオイルと海老出汁さえあれば、誰でも失敗せずにプロ級の味が作れます。

さらにまとめて作ってストックしておけば、平日忙しいときも、急な来客も、キャンプ場でもサッと15分で“感動レベル”の一皿が完成します。

しかもこのソースは、パスタだけでなくリゾットやトーストなど幅広い料理に活用できる“万能ソース”家庭と外ごはんの両方をぐっと豊かにしてくれます。

一度作ればきっとリピートしたくなる、感動レベルのビスク体験をぜひ!

前回のおさらい:感動のための下準備

下記3点は「エビオイル完全ガイド」記事で詳しく解説しています

必須:エビオイルと海老出汁のストック作り(おさらい1)

まず、ソース作りの要となるエビオイルと海老出汁(二番出汁)の作り方を振り返ります。

  • エビオイル:エビの頭や殻を弱火でじっくり炒め、ネギやにんにくとともに油に香りと旨味を移します。仕上げた後は冷蔵で2週間、冷凍なら1〜3か月保存可能。
  • 海老出汁(二番出汁):エビオイルを濾した後の殻に白ワインと水を加え、弱火で煮出してから濾します。こちらも冷凍保存が可能で、ビスク風ソースのベースになります。

あると嬉しい:ソフリットのストック作り(おさらい2)

うま味の素となる香味野菜ソフリットの作り方をおさらい。こちらもいろいろな料理に活用できます。

  1. ソフリット:玉ねぎ・人参・セロリのみじん切りをオリーブオイルで弱火でじっくり炒めるだけ。一度に大量に作って冷凍すれば長期間使えて便利。

🍤 【ベース作り】エビオイル×海老出汁 ビスク風ソース(7〜8人前)

外ごはんパパ

手間は同じなのでたっぷり作って、ストックしています。28㎝以上で深めのフライパンか、鍋をお勧めします。

材料(必須)

製氷皿で小分け冷凍したエビオイルと、ラップに包んだソフリットの冷凍ストック。家庭でもキャンプでも使える便利な作り置き食材。
まとめて仕込んで冷凍保存しておけば、忙しい日もキャンプの日もすぐに本格ビスク風パスタが作れます。
  • エビオイル … 大さじ12(約180ml) ※炒め用大さじ10、仕上げ用大さじ2
  • 海老出汁(二番出汁) … 450ml(殻10尾分を水500mlで煮出して濾したもの)
  • トマトピューレ … 400ml
  • 生クリーム … 400ml
  • 牛乳 … 200ml
  • 無塩バター … 40g
  • 白ワイン … 150ml
  • コンソメ … 小さじ1
  • … 小さじ2弱(味を見ながら調整)
  • 黒胡椒 … 適量
  • ソフリット … 150g(炒め済みのもの)

ソフリットが無い場合
オリーブオイル 大さじ4/玉ねぎ 大1個半/人参 1/2本(省略可)/セロリ 1/2本(省略可)
 ※野菜はすべてみじん切り
👉 玉ねぎだけでも成立します。人参・セロリを加えるとクラシックなビスク寄り。

プラスαの調整&旨味ブースター

終盤で味見をして、必ず味見しながら少量ずつ入れてください併用もOKですが、入れすぎないようにしてください。表記分量は上限の目安です。

  • ハチミツ 小さじ2〜3(酸味が強いとき)
  • 魚醤 小さじ1~3(塩味と深みがもう少し欲しいとき)
  • ハイミー 10振り(塩味を足さず旨味を足したいとき)
  • 粉チーズ 大さじ3(コクを足したいとき)

工程

フライパンでエビオイルとソフリットを弱火でじっくり炒めている様子。香味野菜とエビの旨味を油に移し、ビスク風ソースのベースを作っている。
  • 炒める:フライパン/深鍋にエビオイル大さじ10。ソフリットがある場合は温める程度。
    無い場合は★を追加し弱火でじっくり炒める。
フライパンで炒めたソフリットに白ワインを加える前の様子。白ワイン150mlを注ぎ、中火で半量になるまで煮詰めて香りと旨味を凝縮する工程。
  1. 白ワイン:150mlを加え、中火で半量まで煮詰める。
フライパンに炒めたソフリットへ、カゴメのトマトピューレと海老出汁を加える工程。トマトの酸味と海老の旨味を合わせ、中火で10分煮込むことでビスク特有の濃厚な味わいが生まれる。
  1. 煮込む:トマトピューレ400ml+海老出汁450mlを加え、混ぜながら中火で10分煮る。
煮込んだトマトと海老出汁のソースに、生クリーム400mlと牛乳200mlを注ぎ入れる工程。弱火で5分温め、沸騰させずにまろやかさをプラスしてビスクのベースを完成させる。
  1. まとめる:生クリーム400ml+牛乳200mlを加え、沸騰させないように弱火で5分温める。
  1. 仕上げ:火を止め、無塩バター40gを溶かし、塩・黒胡椒・コンソメ・仕上げ用エビオイルで調整。必要に応じてプラスαを少量ずつ。

難しい工程はなく、作り方は非常に簡単です。
この分量で7〜8人前。小分け冷凍で必要時にすぐ使えます。


① 家庭でおすすめ:フレッシュ本格パスタ

外ごはんパパ

作りたてソースのまろやかさとコクを直球で堪能。具材をプラスして豪華にすれば、食べ応え、見栄え、香ばしさが増し、最高のごちそうになります。

作り方

フライパンに仕上げたばかりのエビオイル×海老出汁のビスク風ソースをたっぷり用意。家庭ではパスタ100gに対して約180mlを使い、贅沢に仕上げる。
  1. 上記のビスク風ソースを仕込む(必要分だけ使用)。
    家庭だからできる贅沢1人前目安:パスタ100gに対してソース約180mlとなります。
  2. パスタを塩分約1%のお湯で茹でる(太め推奨)。
    ※おすすめパスタは後述しています。
フライパンでエビ・玉ねぎ・ベーコンをオリーブオイルで炒めている様子。具材を香ばしく仕上げて、ビスク風ソースの旨味をさらに引き立てる下ごしらえ工程。
  1. フライパンに少量のオリーブオイル(またはエビオイル)を温め、お好み具材を炒める。
フライパンの中でビスク風ソースとスパゲッティを絡めている様子。濃厚な海老の旨味がパスタ全体にまとわりつき、つややかに仕上がっている。
  1. ソースを加え軽く煮詰め、茹で上がりのパスタを絡める。
濃厚なビスク風ソースをたっぷりまとったスパゲッティを器に盛り付け、プリっとしたエビをのせて黒胡椒とパセリで仕上げた一皿。家庭でもレストラン級の仕上がり。濃厚なビスク風ソースをたっぷりまとったスパゲッティを器に盛り付け、プリっとしたエビをのせて黒胡椒とパセリで仕上げた一皿。家庭でもレストラン級の仕上がり。
  1. 皿に盛り、黒コショウやディルやパセリで仕上げ。

お好みプラス具材アイデア

  • 野菜:にんにく、スライス玉ねぎ、ブロッコリー、マッシュルーム
  • 肉類:ベーコン、パンチェッタ
  • 海鮮:エビ、イカ、ホタテ

海鮮は炒めすぎず、ソース投入時に一度取り出すとプリっと食感を保持。

外ごはんパパ

僕の推しはパンチェッタ+玉ねぎ+エビエビは塩もみして臭みを取ろう!


② キャンプでおすすめ:冷凍ストックパスタ

外ごはんパパ

事前に小分け冷凍→当日は温めて和えるだけ外で食べるとより一層美味しさが増します。もちろん追加の具材入れるとさらにグレードアップします。

作り方

ビスク風ソースを1人前ずつ180ml目安でフリーザーバッグに小分け冷凍。キャンプ当日は湯せんで解凍するだけで、濃厚なエビクリームパスタを楽しめる。
  1. ソースを作ったら、1人前180mlずつを目安にフリーザーバッグへ小分け。
  2. 凍ったままキャンプに持参し、鍋で湯せんしながら解凍。
  3. 茹でたパスタと和えて完成。

ポイントとアイデア

  • 上記の「① 家庭でおすすめ:フレッシュ本格パスタ」の調理方法や具材案はそのまま流用可能です。
  • 当日の余り具材を炒めて追加すれば、その日だけのオリジナルパスタに。思い出に残る一皿になります。

【食品衛生・冷凍運用の注意】

  • 急冷:鍋底を氷水で冷やして30分以内に粗熱取り冷蔵庫へ、または袋に移して冷水で急冷→十分に冷えたら冷凍。
  • 保存目安:家庭用冷凍庫で3〜4週間推奨。
  • 解凍湯せん/冷蔵のみ。常温放置・再冷凍NG
  • 具の扱い:海鮮具材は現地で加熱追加を推奨(食感保持&安全)。

③ ワンパンパスタ:フライパンひとつでお手軽

外ごはんパパ

フライパンひとつで、麺とソースを同時に仕上げるスタイル。荷物も洗い物も最小限ただし火加減と水分調整に少し慣れが必要です。

材料1人前

  • パスタ … 100g
  • エビオイル … 大さじ2+仕上げ小さじ1〜2
  • … 250ml
  • 海老出汁(二番出汁) … 70ml
  • トマトピューレ … 50ml
  • 生クリーム … 40ml
  • 牛乳 … 40ml
  • 無塩バター … 5g
  • 白ワイン … 20ml
  • コンソメ … ひとつまみ
  • … ひとつまみ(味を見ながら)
  • 黒胡椒 … 少々
  • お好みの具材
    • にんにく 1片(みじん切り)
    • ベーコン 20g
    • エビ 3尾 等
  • ソフリット … 大さじ2(炒め済み)※

ソフリットが無い場合
オリーブオイル大さじ1/玉ねぎ1/4個みじん切り(必須)/人参1/6本・セロリ1/6本(省略可)
 ※野菜はすべてみじん切り
👉 玉ねぎだけでも成立します。人参・セロリを加えるとクラシックなビスク寄り。

プラスαの調整&旨味ブースター

終盤で味見をして、必ず味見しながら少量ずつ入れてください併用もOKですが、入れすぎないようにしてください。表記分量は上限の目安です。

  • ハチミツ 小さじ1(酸味が強いとき)
  • 魚醤 小さじ1/2(塩味と深みがもう少し欲しいとき)
  • ハイミー 3~5振り(塩味を足さず旨味を足したいとき)
  • 粉チーズ 小さじ1(コクを足したいとき)

工程

フライパンひとつで仕上げたワンパン海老ビスク風パスタ。プリっとしたエビと濃厚ソースが麺に絡み、仕上げにパセリを散らした完成品。
  1. 具材を炒める
    フライパンにエビオイル大さじ2。にんにくを弱火で香り出し→ベーコン投入。
    エビは片面15秒+裏10秒だけ焼き、色付いたら一度取り出す。
  2. 香り付け
    ソフリット大さじ2(または★野菜)+白ワイン20mlを加え、強火で半量まで煮詰める。
  3. 煮込み&麺
    水250ml+海老出汁70ml+トマトピューレ50g+コンソメを加え、沸いたらすぐにパスタ100gを投入。
    袋の表示時間−1分を目安に、中火で混ぜながら煮込む。
    👉 水分が足りない時は、大さじ2〜3を早めに追加(合計+50ml以内目安)。
  4. 乳化
    残り1分で生クリーム40ml+牛乳40ml+無塩バター5gを少しずつ加える。弱火でとろみを作り、ここで取り出しておいたエビを戻す。
  5. 味を決める
    塩・胡椒で調整。必要ならブースターを少量ずつ加える。
  6. 仕上げ
    火を止め、仕上げ用エビオイル小さじ1〜2を回しかける。お好みでパセリやチーズ。

3スタイル比較表

スタイルおすすめシーン手軽さ/調理の安定性準備の手間体験としての満足度
フレッシュ本格派家族ディナー / 記念日 / おもてなし失敗少・調整容易最初のソースつくりから必要★★★★☆
本格料理
冷凍ストックパスタ子連れキャンプ / 忙しい平日 / 急な来客温めるだけで安定事前に小分け冷凍★★★★★
外だと格別
ワンパンパスタ軽装キャンプ / 火口が少ない日 / 洗い物減荷物最小・経験必要材料を現地で用意(キャンプ時)★★★☆☆
手軽なのにうまい

🍝 ビスク風ソースに合う!おすすめパスタ形状ベスト3

ビスク風ソースに合うおすすめパスタ形状ベスト3。太めのスパゲッティ、平たいリングイネ、幅広タリアテッレ。ソースの濃厚さをしっかり受け止めるパスタの代表例。
ランクパスタ形状特徴とおすすめポイント
🥇 第1位スパゲッティ(2.0〜2.2mm)しっかり太めでモチモチ感あり。ソースの濃厚さに負けず、絡みも抜群。家庭用・キャンプ用どちらにも安定の万能選手。
🥈 第2位リングイネ平たい断面でクリーミーソースとの相性最高。海老の旨味とソースを抱き込み、リッチな「海老クリームパスタ感」を楽しめる。
🥉 第3位タリアテッレ / フェットチーネ幅広い平打ち麺。濃厚ソースを贅沢にまとわせるので、記念日やおもてなしにぴったり。生パスタならさらに本格感アップ。

僕のおすすめはマンチーニの2.2mmのパスタです。ちょっと高いのですが、一度試してもらいたいです。小麦の香りが料理を一段引き上げてくれます!

🔖 ワンパン調理のパスタ選びについて

今回紹介した「おすすめパスタ形状ベスト3」(太めスパゲッティ・リングイネ・フェットチーネ)は、濃厚ソースをしっかり絡められる王道の組み合わせです。
ただし、ワンパン調理では事情が少し違います。

  • ワンパンは「水分量と火加減で麺を直接煮込む」スタイルのため、2.0mm以上の極太麺や幅広の平打ち麺は火が入りにくく、焦げやすいという弱点があります。

👉 ワンパンで使うなら以下の形状が安心です。

  1. スパゲッティ(早ゆでタイプ1.7〜1.9mm程度の標準太さ)
  2. やや細めのリングイネ
  3. ショートパスタ(ペンネやカサレッチェ)

つまり、

  • 家庭やキャンプでじっくり作る → 太め・幅広麺が最高!
  • ワンパンで手早く作る → 早ゆでタイプの標準スパゲッティやショート系が安定!

この使い分けを意識すると、どんなシーンでも失敗知らずで楽しめます。

ワンパンのコツは、「ワンパンシリーズ」の記事がおすすめです!


まとめ

エビオイルと海老出汁で作る濃厚ビスク風パスタ。家庭でもキャンプでも手軽に再現でき、平日15分で仕上がるヒーローの一皿。青い器に盛られた鮮やかなオレンジ色のソースが特徴。

濃厚エビオイルと海老出汁を仕込んでおけば、平日でもキャンプでも、誰でも“ヒーローの一皿”を作れます。家庭でじっくり楽しむもよし、冷凍ストックを持ってキャンプ場で披露するもよし。ワンパンなら短時間で決められる、まさに外ごはんパパの必殺技です。

👉 次回は“ダシ無しで直球勝負”の濃厚パスタや、リゾット・トーストの応用技を紹介予定です。

作ったら是非 #シェラ暮らし #外ごはんパパ でシェアしてください!

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